2011年9月13日火曜日

教皇の城下町、Avignon (9/3 - 9/4)

リヨンから南下した最初の大きい街、アヴィニョンへ。

アヴィニョンと言えば「Sur le pont d'Avignon, l'on y danse, l'on y danse」の歌で有名。
むしろ恥ずかしいことに僕はそれくらいしか知らなかったが、実はアヴィニョンは1309年から1377年まで
ローマ教皇庁の所在地として、キリスト教史の中で重要な役目を果たした街。

アヴィニョン駅に着くと、駅のすぐ目の前からまっすぐに延びる道、Rue de la Republique(リヨンに続き、ここも目抜き通りはこの名前)
が城壁の門をくぐり、街の中心街へと続く。アヴィニョンは城塞都市なので中心街はほぼ全て城壁の中に納まっている。
それ故か、街のパワーや活気も凝縮されているように感じられ、とても賑やかな場所だった。


天候は、一番晴れを期待していたプロヴァンス地方なのにまさかの雨、しかしそれはそれで趣がある。
そろそろ秋なのであまり驚くほどのことでもないのかもしれないが、今回の旅では今までかなりの晴れ男っぷり
を発揮していた。晴れ男というよりも猛暑男というべきか。
「先週までは涼しかったんだけど今週から急に暑くなった」という言葉を何度聞いたことか。
旅のルートを話した人には「アブダビから暑さを運んできたな」とも言われた。
それだけにアヴィニョン(と、その後のニーム)の雨は意外だった。

歌で有名なPont d'Avignonは、神のお告げを受けた少年が怪力で大きな石を川に放り込み、その石が橋の礎を
築いた、という伝説が残っているらしい。橋はその後の戦や洪水によりダメージを受け、その度に修復が
重ねられたが、とうとうある時を境に修復をされなくなった。よって、現存する橋は、「橋」という名前
こそ付いているが実は「川を渡す」という橋としての機能は全く果たさない、ただの桟橋のような建造物だ。























1 件のコメント:

  1. うーん、毎回素敵だねえ。
    どの写真も本に出てきそう。行ってみたいなあ

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