2011年10月17日月曜日

いかにもな学園都市、Cambridge (9/24 - 9/25)

相棒の親友のシリア人Jackyがケンブリッジで博士課程をやっているので、彼女を訪ねてケンブリッジへ。
Jackyはレバノンの大学で生物学を学んだ後、ケンブリッジの修士・博士課程でプリズム技術と蛋白質の性質
を組み合わせた新しい妊娠判定機具の研究をしている優秀で面白い娘。マシンガントークでたたみ掛けるノリが関西系だ。

ケンブリッジはロンドンのキングス・クロス駅(ハリポタで有名な駅)から急行電車で50分くらい北に行った所にある。

ケンブリッジはノーベル賞受章者輩出数世界最多を誇る名門ケンブリッジ大を中心とする大学町だ。
ケンブリッジ大学、と言うと1つの大学のように聞こえるが、ここはカレッジ制を採っているため、たくさんのカレッジ
(有名どころで言えばニュートンが在籍したトリニティ・カレッジをはじめ、キングス・カレッジ、クイーンズカレッジなど)
を集めた総称のようなものだ。各カレッジはまさにハリー・ポッターの世界のようにお互いが強いライバル精神を
持っており、同時にカッレジ間には明確な序列が存在する。その序列は中の人間でなくても大体建物を見れば分かる。

街の中には運河が流れており、その運河沿いに主なカレッジが軒を連ねるが、お金持ちで古いカレッジほど
建物が重厚な作りで、明らかに「エラそう」だ。

この運河をパンティングと言われる手法でボートを漕ぐのがケンブリッジ名物。パンティングとは、簡単に
言えば長い棒(3-4m)を川底に刺し、ボートを押しだすように進ませる方法なのだが、これが見かけ以上に難しい。
ボートを借りる際、自分で漕ぐかガイドを雇うか選べるが、僕等は是非パンティングに挑戦してみたかったので
もちろん自分で漕ぐ方を選んだ。3人で交代して漕いだのだが、最初はまっすぐに進ませるのが至難の技。
どうしても川底に刺したあと、自分から遠ざけるように棒を押してしまうので、ボートが回転して岸に激突する。
その度に同乗者がオールを使って岸からボートを押し返し、方向修正をする、という作業の連続だった。
これがかなりフラストレーションが溜まるのだ。しかし、ここは他のボートのガイドの慣れた手付きを見ならい、
徐々にコツを掴み、最後の方は結構楽しめた。
途中数ある橋をくぐる時が操縦者の見せ場で、勢いを付けて屈まないと行けない。これは橋の下では長い棒が
天井に引っ掛かって漕げないためだ。


ケンブリッジ郊外のリンゴ農園内にある素敵なカフェでイギリス名物のクリームティーも味わった。
クリームティーと言っても別にお茶にクリームが入っている訳ではなく、普通の紅茶とスコーンのセットのことで、
スコーンに付けるクロテッドクリームと呼ばれる物が名前の由来らしい。人によってはこのクリームは付けないで
普通に果物ジャムとバターだけ付けて食べる時もあるので、その場合クリームという名前は全く食べているものに関係ない。
イギリスって変なネーミング多い気がする・・・

































































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