2011年8月13日土曜日

何でも画になる街、Istanbul(3)(4) (8/8 - 8/12)

イスタンブール3日目。

ホテルの朝食会場が建物の最上階で、毎朝絶景を見ながら朝ごはんを食べることができる。
結構安かったのに設備も立地も良くて、ここのホテルにして正解だった。



イスタンブール観光の目玉の1つ、アヤソフィア博物館に行って来た。ここはオスマン帝国以降は
モスクとして使われてきたが、それ以前のビザンチン帝国時代にはキリスト教の大聖堂として使われて
いた建物だ。内装がモスクに造りかえられた時にキリスト教関連のモザイク画が上から塗り潰されて
いたものが、後々発見され、今でもそれを見ることができる。アラビア文字で「アッラー」とか書かれて
いるすぐ横にキリストの絵が描かれているのはなかなか不思議な光景だ。






アヤソフィアの後は、先日行って閉まっていたトプカプ宮殿へ。
歴代のスルタン(皇帝)の居城として使われていた宮殿は、三方を海に囲まれた小高い丘に建っている。
ここしかない、という立地だ。広大な土地に謁見の間、調理場、議会室などなど様々な建物が中庭を
囲むように建っている。宝物館には皇帝が使用したイスや刀など、エメラルドやダイアモンドを散りばめた
眩いばかりの宝石の数々が展示されている。




イスタンブール最終日。朝から大雨。
ぶっ続けの旅でそろそろ疲労が溜まってきていたのでスロースタート。
降っては止み、の天気でなかなか傘が手放せない。雷も鳴りだしたのでモスクに入って昼寝してしまった。

午後はまだ行っていなかったバザール(市場)へ。エジプシャン・バザールとグランド・バザール。
どちらもとにかくモノ、モノ、モノの嵐。しばらくいるとクルクルしてくる。
「バザールでござ~る」とか言いながら日本語で客引きしてるトルコ人がいた。そんな日本語どこで
覚えたんだ・・・。イスタンブールの商売人は、基本的に日本語を片言でも喋れる人が多い。なかには
本当にペラペラの人もいる。ただ、商売のため、という域を超えて純粋に日本人が好きなんだな、という
人も何人か会った。いきなり「ジャポーネ?」と聞いてきて、そうだ、と答えると「コンニチーワ!」と
言ってニコっと笑ってくれる。中にはその後しつこく付きまとってくる輩もいるが、警戒しただけ損した、
と思うくらい単純な好奇心で声をかけてくれる人もいた。そこはさすが、噂の親日国トルコであった。


誰かが、UAEのことを「綺麗なインド」と言っていたが、それならトルコ(というかイスタンブール)は
「ちょっと汚いヨーロッパ」という感じだった。途上国っぽいカオスさと必死さを持ちつつも、先進国並み
の路面電車やインフラもある。なかなかいいバランスで面白かった。




雨で濡れて飛べなくなったアマツバメ類がモスクの壁にはりついていた。相当弱っていたがその後
どうなったか心配だ。








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