2011年8月31日水曜日

ビールの街、Munchen (8/25 - 8/27)

プラハのホステルで、ブラジル人のパウロと会った。

彼は37歳のお医者さんで、スペインで行われる学会に合わせて休暇を取り、ヨーロッパを旅行中らしい。
彼の次の行き先はミュンヘン、僕と一緒だ。そういう巡り合わせもあって色々話しているうちに
意気投合し、とても仲良くなった。当然ミュンヘンでも会うことに。

ミュンヘンに来るのは6年ぶり。大学一年生の時にフランクフルト、ミュンヘン、ザルツブルグ、
リュブリャナ、ベネチア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ミュンヘン、ニュルンベルグ、ライプツィッヒ
ベルリン、ケルン、パリ、という西欧周遊旅行をした。その時にミュンヘンを二度も通ったのは偶然では
ない。不思議と落ち着く街で、とても気に入ったので急遽南仏方面行きをやめてドイツに戻ったのだ。
というわけで、ミュンヘンは思い入れのある街だが、6年経って自分の見方が変わってないかも気になって
いた。

結論から言えば、今までまわってきた東欧の都市やウィーン等に比べれば特別観光的には
面白い街とは言えないが、清潔で落ち着いていて住みやすそうな街だという認識に変わりはなかった。

パウロと、パウロの友達でベルギーで法律関係の仕事をしているホドリゴ(スペイン語発音だとロドリーゴ)
にも会い、一緒に市内の主な見どころを見たり、Neue Pinakothekで印象派他18、19世紀の絵画を見たりして
のんびりと過ごした。あ、もちろん夜はHofbrauhausでおっきなビールも飲みましたよ。

今回はミュンヘンの街自体よりも、一緒に時間を過ごしたパウロとホドリゴのことがとても印象に
残っている。ブラジルは日本以外では最大の日系人コミュニティが存在する国なので、ブラジル人は
日本のことを比較的よく知っている。
2人ともとても誠実で親切な人達で、是非近いうちにブラジルに会いに行きたい。
こういう人達とふらっと出会えるのが旅の醍醐味だ。

パウロが言っていたことで、僕もとても同意するのが「旅をすると人を見極める感覚が磨かれる」ということ。
特に一人旅ではいつもより警戒心が強くなるので、親切にしてくれる人に対し「単に親切な人」か「理由があって親切にしてくる人」
なのかの見極めを短時間で正確に行わなければいけない。
大体同じ旅人同士であればそんなに悪い人はいないが、気は抜けない。パウロは最初からとても親切だった
ので一瞬警戒したが、そんな警戒は無用であることはすぐに分かった。会って2日目にして既に兄弟のように
接してくれた。ラテン人のこういうメンタリティは本当に凄い。

ミュンヘンでまたしても良い思い出が出来た。


ちなみに、このブログのタイトルで書いている各都市の名前は敢えて現地語読みの表記にしている。
Munchen(本当はuの上に点が二個ある)は英語読みではMunich、PrahaもPrague、BeogradもBelgradeだ。
他にもVeneziaがVenice、FirenzeがFlorenceなどなど、英語名はしばしば現地名と異なる。

僕はこのように英語が勝手に都市の名前を変える(anglosizeする)のが嫌いだ。日本語はその点結構
現地語の読みに忠実なのが気に入っている。大体現地語読みを知っていた方が現地人にも喜ばれるし、
相手に対して敬意を持って接していることが伝わる。











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